静岡県富士宮市(ふじのみや)は、静岡県東部、富士山の西側から南側にかけた麓に位置し、駿河一の宮、富士山本宮浅間大社の門前町として栄えてきました。

富士山登山や周辺観光はもちろん、歴史的にも、源頼朝が行った富士山西麓の朝霧高原の巻狩りや、曾我兄弟の仇討ちのエピソード、織田信長の首塚、武田信玄と富士氏との戦い、徳川家康など諸武将との密接なつながりも多く、観光資源も話題も豊富な地域です。

富士山系や天子山系等の地下水からなる豊富な湧き水も特徴で、たくさんの特産品・名産も生まれています。

富士高砂酒造・富士錦酒造・富士正酒造・牧野酒造など、地酒の酒蔵が多く、環境の良さを裏付けています。

2000年代になると、富士宮やきそばで全国的に知名度を得たり、富士宮にじます学会も立ち上がり、メディアを活用した地域振興の成功事例のまちとしても著名になりました。

2021年現在では、地ビールの生産拠点が3箇所、ワインの生産拠点が2箇所になっており、地酒の4箇所とあわせると、非常に酒造が活発な地域という特徴に繋がっています。